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イギリスYMS(ワーホリ)前半の体験談 in ロンドン【仕事編】

イギリスに来て1年と1ヶ月が経ちました。イギリスYMS(ワーホリ)は2年なのでちょうど半分が終わったところで振り返ってみます。

 

2019年3月中旬から始まった私のイギリスでの1年間の生活は

一言で表すと
濃すぎて疲れました」です

 

2回目のワーホリ、順調なスタート

ワーホリは2回目なので特に緊張や不安はなく乗り込んできました。むしろ落ち着きすぎて行く実感もないまま家を出た感じです。

まず到着してやったのは一番大事な家探し!ロンドンは高いな…と思いつつ納得できる住まいを確保できました。

Language Exchangeのサイトを使って日本語を勉強しているイギリス人の友達もすぐに見つけました。

ここまではワーホリ1回目で経験済みだったので同じ方法でサクッとやりました。

初期の頃は休みの時にロンドンの有名な所に行って写真を撮ったり、街ブラを楽しんでいました。ミュージカルもいくつか見て、博物館・美術館を巡るのも楽しかったです。無料なのがいい!

オックスフォード、ブライトン、ケンブリッジ、ウィンザー、ヨークへの思いつき日帰り旅行、スコットランドのエジンバラ2泊もじっくり楽しみました。他のヨーロッパの国へもすぐに行けるので一度に何カ国か回れるのはイギリス滞在の利点です。(私はオランダ、ドイツ、ベルギーしか行ってない…)

人との出会いには恵まれていました。ロンドンは世界中から人が集まっているので、同僚も国籍はバラバラでしたしホテルに泊まりに来るゲストも世界中からビジネス、観光で来ていました。

SNSの力もたくさん借りました。イギリスに滞在している日本の方との出会いはほとんどSNS経由(主にツイッター)で知り合った方です。お互い顔がわからないままネット上で会話をしていただけなのに実際に会っても初めて会った気がしなかったのは面白かったです。

 

ホテルの仕事の総括

そして仕事。

ホテルのフロントで働くという、本当にやりたくて大好きだったことが出来た満足感と充実感。楽しくて楽しくて本当にこれが好きなんだなと噛み締めながら過ごしていました。MVPを貰ったり、ゲストからのプレゼントやレビュー、何よりもいろいろな人と出会えたことは自分にとってプラスになりました。

でもその好きだったことがストレスに変わって感じた苛立ちや消耗感。

後半の半年は今までの人生で一番悩んだ…。

悩んでも悩んでも答えは出ませんでした。

でもそこから学んだことは

状況を変えるためにまず自分で出来る努力をする。
人にも説明して助けを求める。
状況を見守る。
それでも変わらない場合は諦める。

諦めるという選択肢もありです。

そうしないと自分が壊れます。

壊れたら元に戻るまで時間がかかるので我慢するのはよくないと身をもって知りました。

同僚には”If you feel it’s coming, stop what you are doing.”「また同じことが起きそうと思ったらすぐやめな」と言われました。

 

そして時間とお金を天秤にかけるという難しい選択もありました。
(数ヶ月我慢すればボーナスがもらえる、でもストレスのことを考えると耐えられない。)

 

いっぱい悩んだな…。

でも楽しいことも多かった。

もうお腹いっぱいです。

Life is hard.

以上!

お読みくださってありがとうございました。笑

 

ここから先は自分の記録用です。

仕事で経験した一連の流れをこのまま有耶無耶にして終わらせたくないのと、これからまた同じようなことが起きた時に自分で対処が出来るように整理したいなと思いました。

毎日つぶやいていたツイートを見ながら冷静に振り返ってみます。

先に言いますが、けっこう長いです。

仕事初期の頃

仕事はホテルのフロント1択だったので希望の仕事がすぐに見つかったのはとても自信になりました。

前にも同じ仕事をしていたので仕事内容はわかっていましたが、630部屋の大きいホテルは初めてだったので覚えることはたくさんありました。

1週間目で初めて対応した日本人の方のことを自分のツイートを見て思い出しました。藤田さんという女性の方でした。

始めたばかりで私が質問に答えるというよりは通訳しただけでしたが、「日本人の方がいてくれて良かった〜!」と初めて言われて嬉しかった気持ちも蘇りました。

 

そして非常食の数々も頂きました。カップ麺、缶詰、お菓子、インスタント味噌汁…。全部で何個もらったのかもうわかりません。それぐらいみなさんから貰いました。
一番嬉しかったのは「飛行機の中で食べなかったからどうぞ!」と頂いたローソンのメロンパンです。

 

泊まったゲストから口コミサイトにレビューもたくさん頂いて、お手紙をくれる方もたくさんいました。

何よりも人との出会いを楽しんでいた時期です。それがホテルで働くことの醍醐味ですから。

「どうしたら喜んでもらえるだろう」と考えてメッセージカードを書いたりロンドン観光のアドバイスをしていました。

あの時のキラキラでポジティブな感じはそうそう体験できるものではなさそうです。笑

 

もちろん日本人以外のゲストとも仲良くなって世界中に知り合いができました。このオーストラリアからのご夫婦はAlanとJudyです。名前も覚えています。小さいカンガルーのキーホルダーのお土産もくれました。

イタリアから来たLauraさん親子のことも覚えています。「疲れてたけどSayakaと話してたら気分がよくなった。ありがとう」と言われたり、チェックアウトしたあとわざわざ会いに戻って来てくれたり…。

 

月間MVP!仕事で結果を出せたことは収穫

すっかり忘れていましたがマネージャーから言われたことも残っています。

頼んでいないのにビザの話しまで出てきたみたいです。(忘れていました)

そして勢いそのままに月間MVPに選ばれ表彰されました。
レビューの数が誰よりも多かったこと、他の仕事も覚えるのが早くて的確にこなしていたからだと思います。

 

好きなことが出来るだけでも貴重なことで嬉しいのに、評価されて結果として残せたことはこのワーホリ前半の大きな収穫でした。

 

例え目が回るような忙しさでも苦情があった時でも、帰ったらすぐに忘れていましたし、良い思い出の数々がそれを上回りました。

 

どのホテルに泊まるか迷っていて決め手になったのが自分の口コミ。

嬉しい以外の言葉が見つからない!

知らない間にストレスの蓄積が始まる

でもいつからか状況が少しずつ変わっていきました。

たくさん辞める人がいて、社内で異動があり、人数の埋め合わせがないまま残った人たちへの負担が大きくなりました。

入ってくるのは期限付きのインターンのみ。

でもそのインターンを教えるのは自分たちです。ものすごいエネルギーと時間を使って説明し、実際に見せて、質問に答え、間違いがあると指摘します。いつもの仕事の2倍をこなす感じです。

働いたこともなければ半年で辞めるので、そもそも仕事に対して一生懸命ではありません。

教える側の不満もだんだんと高まっていきました。マネージャーに、うちらに丸投げしないでどこかで進捗状況を確かめたりフォローアップをするべきだと直接言っている人もいました。本当にその通り。

 

人と話すことや誰かを喜ばそうと考えて何かすること、今まで楽しくやりがいを感じていたことは機械的に終わらせ、他のことに時間を割かなくてはいけない状況でした。

他のホテルの仕事を探すことも考え始めました。

今思えば、じわじわとストレスを感じ始めていたのでしょう。

私はいつでも冷静な方なので今まで怒ったことやカッとなったことはなかったのですが、自分の中で怒りが沸き上がるのを感じるようになりました。

他のメンバーも怒りっぽくなったり、話す内容が「最近のマネジメントは一体どうなっているんだ」ということばかりだった気がします。

インターンや新しい人とのシフトばかりで、自分だけが働いている気分になることもありました。彼らのミスをカバーするのももちろん自分です。後で説明してもどうせ辞める彼らは気にしません。また同じことをします。

我慢出来なくなったのでマネージャーに相談しました。マネージャーは「さやかの言ってることは正しい。なんとかする」

だけど気づくべきだった。

マネージャーは「1人で責任と仕事を背負いこまなくて良い。DMやスーパーバイザーに言って、この人はこれができてないから教えるように頼んで。1人でやらなくて良いよ」と言った。

※Duty Manager: マネージャーの次の役職でシフトに必ず一人いる。メンバーを助けるのはこの人たち

 

でもこの発言…他の役職に任せるだけで自分でなんとかする気はなかった…?

シフトの中で困ったことはDMたちに相談するけど、根本的な問題はマネージャーが解決するべきではないのか?

ここで気がつけたら良かった。

しかも私のシフトはなぜかスーパーバイザーはいなかったし、他の経験ある人たちとも働くことは少なかったんです。だから自分だけが大忙しでストレスが溜まっていきました。

シフトを変えてくれと頼んでみるべきでした。

マネージャーとは何度か話したのでそこから状況が変わることを期待していたのですが残念ながら変わることはありませんでした。
マネージャーがなんとかしなきゃと思っているのはわかりましたが…。

自分じゃなくなってきた

ストレスを隠すことが難しくなり、ちょっとしたことでカッとなったり時には自分で気づかない間に叫んでいることもありました。

今でも覚えていることがあります。何かを確認しに予約部門に行った時のこと。

How are you Sayaka? (さやか元気?)
I feel horrible.(ひどい)
Great?(絶好調?)
YEAH! COULDN’T BE BETTER BECAUSE I’M WORKING HERE!(これ以上良くなりようがないよ!ここで働いてるんだから!)

と予約のマネージャーに怒鳴ってオフィス中を沈黙させました。びっくりして固まっていたその人の顔は一生忘れません。(辞める日に謝りました、覚えてないと言ってましたが多分覚えていると思います。)

※couldn’t be better これ以上良くなりようがない!は、使い方によってはかなりの嫌味です。最悪も最悪、どん底ということです。

 

最初からストレスが溜まった状態で仕事に行き、何かきっかけがあるとすぐに爆発し、自己嫌悪に陥るの繰り返しです。

行きたくなさすぎて休みました。というよりは動けませんでした。もう仕事に行くのが苦痛で苦痛で…。息苦しさを感じたり胸が誰かに押されているように苦しいと思うこともありました。同僚に「痩せてきたね」と言われたこともあったのでストレスが身体や体調にも出たのだと思います。

 

人と話すのが好きだったのに、誰も話しかけないで欲しいと思っていました。

 

他のホテルへ応募をしなかった理由は、「仕事が好きかどうか確信がなくなった」からです。

ロンドンではなくて違う街に引っ越すことも考えて下見に行ったり家賃を調べていましたが「これだ!」と思うものがないまま時間がすぎていきました。

そして考えるエネルギー自体も失っていきました。

そしてもう一つ、決断できなかった理由はボーナスです。

3月末にボーナスが出る、ボーナスが欲しければ、貰ったあとで辞めると言わなければいけない。少なくとも4月末まで残らなくてはいけないことになります。

この時点で12月末でした。4月からずっと頑張って来てあと数ヶ月いたらボーナスが貰える。貰わずに去るのは損した気分だと思い、ストレスを抱えながら仕事を続けていました。

 

でも、本当に限界かもしれないと思い日本に一時帰国を決意。

 

一時帰国&「辞めます!」

日本に帰って家族や友達と会うことだけを励みに数週間は乗り切りました。

久しぶりの日本は2週間は楽しくて美味しくてあっという間でした。

ここの一時帰国は大きかったです。友人と話しているうちに自分の気持ちの整理がついたり、美味しいものを食べることでリフレッシュできました。

仕事に戻ってすぐに研修がありました。

どうゲストをおもてなしするかという研修で内容はとても良かったです。その中で「GROW テンプレート」というものがありました。

G: Goal 目的
R: Reality 現実
O: Option 選択肢
W: Will 決断

解決したい問題(目的)があって、それを実現するにはどんな選択肢があるのか、そして何を選んで決断するのか。

接客をしていて難しい場面(ゲストからの要望や苦情など)に直面して解決する方法がない…わぁー、どうしよう…困った!!という状況でも必ず何かあります。

自分の話しに置き換えました。

目的はストレスなくもっとhappyに暮らしたい、でも現実はちっとも楽しくない、選択肢は今までのように耐えながら何か状況が変わるまで待ってみるのか、もう見切りをつけて次に進むのか。

次に進むことにしました。マネージャーにも何度か話しをして彼らも状況はわかっている、それでも変わらないのであれば待つ意味はもうありません。

今まで悩んでいたのが嘘のように一瞬で辞める決断に踏み切りました。

ボーナスもどうでもよくなりました。
とにかく時間の方が大事です。

 

マネージャーに話しがあると言いました。

「もう疲れた。すぐ怒鳴ったりして人格も変わった気がする。責任と仕事の比率が長くいる人に偏りすぎている。忙しかった時期に自分はずっとやる気がない人と働いてて孤独だった。教育のシステムも良くないしこれを続けていったらまた同じことが起こる。今回はたまたま自分だったけど、同じ思いをする人がきっと出てくる。いや、もうみんな思っている。」と言って辞めることを伝えました。

終わり良ければすべて良し!にしたい。

残りの1ヶ月どうしてもやりたいことがありました。

すっかり忘れてしまった「誰かを喜ばそう」という気持ちを取り戻すことです。

このチョコをくれたドイツのSandraさんが思いださせてくれました。


考えることはただ1つ!優しくしたい人、旅行を少しでも楽しくしてあげたい人を見つけて自分ができることをする。これだけを考えて過ごそうと心に決めました。

 

でも、うまくいかないんですよ。

数ヶ月かけて壊れたものは、数週間で力ずくで直すのは無理なんだと悟りました。

 

まだ何かきっかけがあると体調不良が起きます。この日は帰ってだるくなり動けず、ベッドにも辿りつけなかったようです。床で寝てたってすごいですよね笑
そして次の日は休みました。

怒りっぽいのも直りません。突然キレるので自分でもわからないんです。抑えるのも無理です。

 

難しかったのが同僚に辞めるのを言うことでした。
2人きりにならないと中々切り出せず、辞める2週間前にやっと一人ずつ言い始めました。
伝えた時はみんな悲しそうな顔で沈黙していました。

“I’m sad…but I’m happy for you. We know you are not happy here. and we saw you got very different, never saw you are angry”

「さやかがいなくなるのは悲しい。でも、さやかのことを考えたらそれが良いと思う。今まで怒ってるところなんて見たことなかった。」

“They start to change things now but they should’ve started when you told them because they know you were stressed.”

「マネージャーたちは今やっと状況を変えようとしてるけど、もっと早くに始めるべきだった。さやかがストレス受けてるのわかってたんだから。」

You are the best. you are good at everything. just … this hotel is not good for you.「さやかが一番仕事出来るよ。このホテルがダメだっただけで….。」

いろいろなことを言ってくれました。みんなの表情を見てると心がギューとなりました。
これが一番辛かったです。

 

DMの1人にもこんなことを言われました。

「月に1回DMとマネージャーのミーティングがある。その時に言ったんだ「さやかの様子がおかしい。仕事が増えて責任も増えて毎日ストレス抱えてる。自分たちがこの状況を変えないと辞めると思う」そして次のミーティングでマネージャーから辞めるって伝えられた。「だから言っただろ…」て。何もできなくて本当にごめんね。」

 

問題が小さいうちにメスを入れず、その場しのぎでズルズルと何ヶ月もやった結果です。

 

最後の何日かは穏やかに過ごして昔のようにゲストと話すことを楽しみ、レビューももらって、プレゼントも貰いました。

完璧に元の自分に戻ったと思いました。

そして、最終日。

またイライラしました。

この日はフロントが2人だったので、片方が休憩している間やトイレに行っている間は1人で、忙しくなると「あーーーーもう!!!」となる瞬間がありました。

 

最終日、良い状態と悪い状態の自分を両方とも見ました。

 

まぁしょうがないですね!(開き直り笑)

 

これが約1年働いたホテルでの出来事です。

 

 

 

 

なんだか最後は暗くなりましたが、ホテルのフロントで働きたいです!というメッセージもたくさん頂きます。好きな人にはぜひチャレンジして頂きたいと思います。大変だけど楽しさやもやりがいも、かけがえのない出会いも感情もあるからです。

こちらでは仕事内容や向いている人を詳しく書いています。

【ワーホリ】ホテルのフロント仕事内容!やりがい!向いている人!ワーホリで仕事を探している人の中でホテルの仕事に興味がある人もいると思います。 私はロンドンのホテルのフロントで働いてるのですが、...

 

辞める前に、なんとか元に戻りたいと思って書いたnoteはこれです。
今読んでも自分の必死さが見て取れます。笑

noteの最後はこんな感じです。

「人を喜ばせるのが好きだから」と言うと聞こえは言いですが、結局はゲストのためじゃなくて自分のためでもあります。誰かが喜んでるのを見ると嬉しいからです。

少しでも仕事を楽しく、そして気持ちよく過ごしたいだけです。

誰かを喜ばせたいのは自分が楽しいからなんですよねー。自分が良い気分になるからです。

 

ふぅ。長くなった。

 

やっぱり…

「濃すぎて疲れました」

 

でも、例え辛いことがあっても、良い思い出が消えるわけではありません。
忘れていたり思い出せないだけです。
じっくり振り返ってみて、楽しかったことも嬉しかったこともたくさん思い出しました。

 

よし!!

これで前に進め..

 

ない…。

 

私のYMS後半はカフェの仕事です。相手が世界中の人から地元の人になり、もっとリラックス出来る環境になり、楽しみ始めたところで新型コロナウイルスが深刻になり店は休業状態です。(2020年4月)

早く世界が落ち着きますように。元の世界には戻れないかもしれないけど、安心して外に行って友達に会うことが出来ますように。

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ABOUT ME
sayaka
sayaka
英ロンドン在住(YMS), ホテル フロント→バリスタに転職/《経歴》カナダ バンクーバーでホスピタリティーを勉強→ カナダ ケロウナでワーホリ(ホテルとカフェ,100%英語環境)《やって良かったこと》 好きな気持ちと執念で英語を話せるようになってから海外へ行ったこと→カナダのケロウナでは100%英語の環境を作り上げ、もうやりきった...と帰国。 ネイティブスピーカーとの仕事や生活の中から得たことを、英語や海外生活に興味のある人の役に立てたいと思います。
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