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イギリス映画「アバウト・タイム」から学ぶ英語と気づき

今回ご紹介するのはイギリス映画「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」です。

© Universal Pictures

 

主人公のティムは冴えない21歳の青年。ある時父親より呼び出されタイムトラベル(タイムスリップ)ができることを知ります。彼女を作ろうと意気込み、メアリーという意中の女性を見つけます。2人は意気投合し…。

前半は彼女をゲットするためタイムトラベルを乱用するので(笑)コメディー色が強いですが、ストーリーが進むに連れてシリアスな場面も出てきます。ティムがタイムトラベルをする中で色々なことに気がつき、映画が終わる頃にはそれぞれ自分の時間の使い方や幸せ、大切な人のことを考えているはずです。

笑うところあり、心がキュンとするところもあり、泣けるところもあり、軽すぎず重すぎずバランスが良くて大好きです。

 

主人公はティムとメアリー。ティムを演じるのドーナル・グリーソン。ハリーポッターのロンの一番上のお兄さん(最後の方に少し出てたくらい)、スターウォーズ/フォースの覚醒のハックス将軍(悪い奴です)、ピーターラビットでうさぎ達と死闘を繰り広げるトーマス・マクレガー役などで活躍しています。

恋人のメアリーを演じるのはレイチェル・マクアダムスというカナダの女優さんです。「きみに読む物語」に出ていました。可愛いです!

父から明かされた秘密 – タイムトラベルができる!?

まずは物語の鍵となる「タイムトラベル能力」が明かされる場面から英語を。

This is going to sound strange. Be prepared for strangeness. Get ready for spooky time.

変に聞こえるだろうが、覚悟してくれ。気味が悪い瞬間のために準備してくれ。

The secret is the men in the family can travel in time.

秘密というのは、この一家の男達はタイムスリップができるんだ。

 ・spooky 怖い・気味が悪い
ハロウィーンの時の雰囲気や、誰もいない静かな森の不気味さなどに使います。

日本語ではタイムスリップですが英語で travel in time です。

タイムトラベルができる能力があると知ったティムは彼女を作るために使おうと決めます。

© Universal Pictures

メアリーとの出会い – なんとしても付き合いたい!

ロンドンに移ったティムはメアリーという女性とであいます。2人が出会った場面から。

メアリー Actually, I look like Kate Moss.(実はね私Kate Mossに似てるの。)

ティム Really?(本当?)

メアリー No, I sort of look like a squirrel. (いえ、なんとなくリスに似てるわ。)

ティム Do you like Kate Moss?(Kate Mossが好きなの?)

メアリー I absolutely love her.(もう大好きよ)

・look like に似ている

・sort of なんとなく、そんな感じ、 まあね(会話)
Are you busy now? Yeah, sort of(今忙しい? うん、まあね。)

同じ意味で kind of もあります。

・absolutely 本当に、間違いなく、完全に

このあとタイムトラベル絡みのハプニングがあり(笑)ティムとメアリーは出会っていないことになります。ティムは必死に根気よく(半ばストーカーのように)なんとかメアリーを探しあてます。

どうやってかは映画を見てください。笑えます。

© Universal Pictures

大切な妹が心配

ティムはメアリーと幸せな日々を送り子供も生まれました。でも一つ心配なことがあります。それは妹のこと。仕事をしてもすぐに辞め、大切にしてくれない彼氏と別れることができずだらだらと付き合ったまま。

ティムはタイムトラベルを使ってなんとかしようとしますが、とある理由がありタイムトラベルは使えません。

妹は自分で気がつきます。

そんな妹が語ったこと。

I have to leave Jimmy don’t I? for good.(ジミー(彼氏の名前)と別れないとだめだね。ずっと)

And I have to stop drinking. Stop leaving jobs.(お酒を飲むのもやめなきゃ、仕事をすぐ辞めるのも)

And I have to go out with someone… nice and boring.(あと誰か…優しくて退屈な人と付き合わなきゃ。

・for good ずっと、永遠に。

「いいことのため」と思ってしまいそうですが、意外な意味があります。
He went back to his country for good.(彼は永遠に故郷に帰った)

・go out 付き合う

外出するという意味だけではなく、誰かと付き合う、交際するという意味があります。

ストーリーは後半へ。妹のことも解決し家族との幸せな日々。

ですがここから映画の雰囲気が少し変わります。

あまりネタバレしたくないのでぜひ自分で見て感じてください。

父からのアドバイス – 同じ日を二度繰り返す

タイムトラベルに関して父親からアドバイスを受けます。

He told me to live every day again almost exactly the same.(毎日をほぼ同じく過ごすようにと父は言った)

The first time with all tensions and worries… stops us noticing how sweet the world can be, (最初は緊張と心配でどんなに世の中が素晴らしいか気づかない)

but the second time… noticing.(でも2回目は気づける。)

 

・tension 緊張状態

テンションと発音しますが日本語のテンションが高いとは全く意味が違います。
テンションが高いは英語でexcitedやhyperといいます。

 

ティムがタイムトラベルから学んだこと

さらに映画の一番最後でティムは「タイムトラベルから最後のレッスンを学んだ。父より1歩先に進んだものだ」と言います。

I just try to live every day as if I’ve deliberately come back to this one day, to enjoy it as if it was the full, final day of my extraordinary ordinary life.(まるで自分は未来から来て、素晴らしく普通な僕の人生の最後の日であるかのように、毎日を楽しんで生きている。)

これだけ切り取ってももちろん良いのですが、映画の流れの中で聞くからこそ響くのでぜひ見てみてください。

 

・as if まるで〜のように

・ordinary 普通な

・extraordinary 素晴らしい、並外れた、特別な

普段送っている何気ない生活がちょっと愛おしくなるような心が暖かくなる映画です!
ネタバレになるのであまり書けませんが、ティムと父親の関係も好きです。あと家族が素敵、イギリスのコーンウォールの景色も綺麗です。

 

ちなみに映画を使って英語を勉強するのが私の一番のお気に入りの方法でした。

他の方法よりもリアルな会話が聞けて役に立ったからです。日本で働きながら勉強をしていた時は毎日映画を見ていました。1回目は英語の音声と日本語の字幕、2回目は英語の音声と英語の字幕で30分ずつ4日かけて見ました。

当時の勉強方法をまとめたものはこちらです。

【効果抜群な3ステップ 】映画を使った英語の勉強法!英語を話せるようになりたいけど、何を使ってどうやって勉強すればいんだろう? 高いお金を払っても効果がでなかったら嫌だな...。 ...

 

アバウト・タイム(2013)
監督・脚本:リチャード・カーティス「ラブ・アクチュアリー」

出演:
ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ
トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リンゼイ・ダンカン
原題:
ABOUT TIME / イギリス映画 / 2013年 / 124分 / カラー / シネスコ / ドルビーSRD
ユニバーサル映画 配給:
シンカ / パルコ

© Universal Pictures

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